「車いすバスケ」元日本代表を迎え特別授業/宇治市立南小倉小
車いすバスケについて説明した阪根さん(左)

宇治市立南小倉小学校(手塚ゆかり校長)は25日、パラ五輪「女子車いすバスケットボール」元日本代表を迎え、障害者理解の特別授業を開いた。5年生児童22人が参加し、障害のある人について認識を深めた。
府の「京のスポーツ夢バンク」事業の一環。講師で来校したのは、04年のアテネパラリンピックで日本代表に選ばれ、06~07年にかけて国内の車いすバスケ大会で活躍した阪根泰子さん。出産を機に現役を引退し、現在は小中高校などで、バリアフリーをテーマとした講演活動を行っている。
授業では、講師の自己紹介の後、国際親善大会のVTRが流された。阪根さんは、競技用の車いすについて▽2つの車輪がハの字型になっており、普通の物と比べて方向転換がしやすくなっている▽転倒防止の補助輪がついている…など特徴を説明した。実際に試乗してのプレー体験もあり、要領を得た児童たちが白熱した試合を繰り広げていた。
阪根さんは「車いすバスケは、誰かだけがやるものではなく、誰でもが座ってできるスポーツ。楽しんでくれてよかった」「車いすに乗っている人を見かけたら、何か手伝うことはありますか…と声を掛けてもらえると助かるし、うれしい」と話していた。