広めよう ながら見守り/京田辺市と田辺署

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地域の安全・安心に向けた「京田辺市地域ながら見守り活動に関する協定書」の締結式が23日、市役所で開かれ、皆が安心して暮らすための気遣いに心を一つにした。

上村市長に牧草会長がステッカーを手渡す

両者は2017(平成29)年6月に結んだ「安全・安心まちづくり協定」をベースに、今回の協定で市公用車の両サイドに「ながら見守り中」と記すマグネットシート(縦30㌢×横50㌢)を貼って見守り活動を行う。
誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるようまちづくりを進める。
特別応接室で行われた式で、はじめに上村崇市長と永野雅登実署長が協定書にサインし手交。
上村市長は「署長と対話を進め、防犯機能付き電話機を使うところでも特殊詐欺被害に遭う現状も知らされた。職員に日ごろ、まちの色んな変化に気付いて、と呼び掛けている。ながら見守りを徹底していきたい。通学時間帯の水やり、家回りの掃除など市民にも心掛けを願いたい。やさしい地域へ」と挨拶。
「7月末までの刑法犯認知件数は232件で前年同期比14件増。とくに窃盗犯が増加。田辺地域で200件を占める。年々減っているが、下げ止まり感もある。高齢者を狙う特殊詐欺の被害総額は1500万円を超え、過去5年の年間被害額を早くも上回る」などと情勢を説く永野署長は「日常生活・業務の中で無理なく、ながら見守りを。機運の拡大・活性化と自主防犯意識の向上を」と強調した。

最初のステッカーを貼る上村市長・牧草会長と、盛り上げる一休さん・キララちゃん・永野署長

ステッカー作成費用を協力する綴喜防犯協会の牧草弘師会長から上村市長へ交付があり、いまだ酷暑の熱が蒸し返す玄関前へ。
ここにはポリス「まろん」「みやこ」、京田辺観光大使の「キララちゃん」「一休さん」の4体も勢揃い。
和やかなムードのロータリーでピシッとサイドにステッカーを貼付し、盛んな拍手に包まれた。
市は使用頻度の高い公用車18台に初回分を貼付。
なお、同署管内の「ながら見守り」協定は昨年2月に宇治田原町と締結している。

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