書道 古代文字に親しもう/京田辺・草内小
出来栄えを確かめた小林さんに印をついてもらい完成

京田辺市立草内小学校(上原正章校長)で、地元講師が手ほどきする恒例の「古代文字体験学習と四文字熟語カレンダーづくり」が行われ、今年も3~6年までの196人が世界にたった一つの作品づくりに励んだ。
すっかりお馴染みの講師は地元住まいで庸峰書道教室を主宰する小林利次さん。
これまで市内外の児童生徒に参加を呼び掛け長年にわたり書き初め大会を続けるなど次代に注ぐまなざしは熱い。
ふるさと体験学習と呼ぶ頃から同校でおよそ四半世紀経つ授業は今年も、4学年の計8クラスが1月24、27、28日の3日間取り組んだ。
「象形」「甲骨」文字などに触れ、実際に毛筆を進める。
小林さんは今も変わらず一人ひとりの出した四文字熟語のお手本を授業の日までに準備。

ひと文字ずつ丹念に色を付けましょう

授業では、児童がカレンダーの中央に清書し、立体感を醸し出す色付けも行った。
心を込め書き上げた児童はクラスメートに出来栄えを披露し、小林さんに見てもらうと印を押してもらい笑顔をあふれさせた。
茂田琉成くんは「有言実行」と書き上げ、「色で影をつけ立体に見せるのは難しい。古代文字は今の文字と比べ、簡単なようで難しい」、「甚兵衛鮫」と記した布川僚くんは「魚が好き。魚っぽさと好みの色を使った。失敗は成功のもと」と声を弾ませた。
小林さんは「変わった文字に親しみ、楽しく取り組んでもらえる」と笑顔を見せる。