「京都の伝統」「城陽市」…英語で表現/西城陽中で国際理解学習
城陽市AETの自己紹介から国際理解学習がスタート

西城陽中学校(松尾貴仁校長)=寺田乾出北=の1年生81人による国際理解学習が18日、3クラスの各教室で行われた。生徒たちは、同市の英語指導助手(AET)5人をゲストに迎え、京都の伝統文化やふるさと城陽について調べ学習を重ねた成果を、英語やタブレットを駆使して交流した。
自分たちの住む地域を尊重し、英語によるコミュニケーション能力向上を図ることで異文化理解につなげる〝西城中〟伝統の取り組み。14年前から続いているという。
1学期に京都について調べ学習を行い、2学期にはグループごとに京都市内に出掛けるフィールドワーク、3学期は総合的な学習の時間や英語の授業等で7校時にわたる事前準備を行った。
4校時の発表練習を行い、この日は1年1組~3組を順番に、5人のAETたちが訪問。米国シカゴ出身の西城陽中担当のマーガレット先生を中心に、本場の英語で自己紹介を行い、各班にAETが一人ずつ張り付いて、生徒からタブレットを使って「京都の伝統文化」「城陽市の紹介」「西城陽中のこと」などについて説明を受けた。

日本古来の「折り紙」でAETと交流する生徒たち

さらに、日本古来の伝統遊びの時間では、福笑いやメンコ、折り紙、百人一首、紙ひこうき…などで楽しく交流。ここでも生徒らは、英会話を積極的に行い、AETに伝わる表現力を養った。
授業を終えた生徒らは「楽しかった」と口を揃え、自己紹介や城陽特産イチジクや寺田いもの説明などを英語で行えたことで、自信の表情を浮かべていた。