茶の新苗 成長願って/宇治市役所茶園「苗植え式」
児童たちが苗植え機を使い、新苗を植えていった

宇治市役所の庁舎北側にある市役所茶園で12日、茶の木の新苗を植える「苗植え式」が開かれた。地元の菟道第二小学校3年生も作業に参加し、成長を願った。苗植えは2001年の開設以来初めて。
今回植え替えを行ったのは、広さ約150平方㍍の茶園のうち約半分で、地元宇治で生まれた玉露用品種で知られる「ごこう」の苗を植えた。茶摘みができる程度に成長するには少なくとも5年かかるという。
式典では、集まった児童84人を前に、松村淳子市長が「皆さんと同様、茶の木がすくすくと育ちますように」と挨拶。記念撮影に続いて、児童がグループになり茶園へ繰り出した。先がスコップ状になった苗植え機を慎重に操作し、植えた苗に土をかぶせていった。