観察池をカラフルに/久御山・佐山小
小学校生活最後の思い出づくりに臨んだ佐山小6年生児童

久御山町立佐山小学校(今西紳校長)で6日、卒業を間近に控えた6年生児童36人が、日々の学びを支えてくれた学校に6年間の感謝の気持ちを込めて、中庭にある観察池のペンキ塗りに励んだ。小学校生活最後の思い出づくりの時間をクラスメートや保護者とともに楽しんだ。
6年生にとっては小学校生活最後の学年PTC活動に。児童たちは6時間目から作業を開始し、コンクリート色そのままだった観察池の壁面、池の中を見下ろす際の足場などに、黄、緑、青で色付けし、華やがせた。
作業は、同じクラスで6年間の日々を一緒に過ごし、絆を深めてきた36人が協力し、手際よく進んだ。テンションが上がる勢いで、自分の服や靴にまでペンキを塗ってしまうという微笑ましいシーンも。観察池に関する思い出を問われ、「落ちたこと(笑)」と答える児童もいた。
肌寒い天候の中、6時間目終了後にはホットココアで温まり、クッキーで一息。その後は保護者も加わり、約1時間で作業を終えた。
5、6年生時の2年間、このクラスの担任を務めた湯浅祥一先生は「思いの他スムーズにできた。いつか学校に戻って来た時に、僕が塗ったな、私が塗ったなと、思い出すことにつながってくれたら」と話した。PTA学級委員の坂彩さんは「6年間を振り返る機会にしてもらえれば」と話した。
児童たちは残りわずかな小学校生活の日々を大切に過ごし、19日に卒業式を迎える。