小中学生へ「挑戦状」/府教委、家庭学習支援サイトを開設

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キミはこの挑戦を受けて立つ!?府教委は小中学生の家庭学習を支援するサイトをホームページ上に開設している。各教科の単元を基本に、正解が一つに定まらない問いかけを含む様々な課題を掲載。子供たちの好奇心をくすぐる問題を揃え、新型コロナウイルス感染拡大防止の休校が終了後も、知識を生かして学ぶことの楽しさや大切さを感じてもらう。
題して「京都府教育委員会からの挑戦状」。知識の定着にとどまらず、身に付けた知識の生かし方や、正答のない社会を生きる上で自分なりの答えを見つけ、道を切り拓いていく力をつけてもらう狙い。
各教科での学びがつながり合い、現在や未来の暮らしに役立っている例を基に、小・中学生別に課題を設定した。難易度別に4段階、星1つ~4つまで星の数が多いほど出題内容がレベルアップする。課題ごとに説明や解決のヒント、参考資料などを掲載した。
一例として中学2年の社会で、星1つは、16世紀の地図を見てブラジルの公用語を予想する問題。星4つでは、室町~安土桃山時代の社会とその変化を参考にし、「現代の日本を考えるとき、海外のどのようなモノやコトをどのように取り入れれば社会は良くなると思いますか?」と問い掛け、複合的に考える力を求める。
このほか、小学5年理科「天気の変化」では、台風がやってきた時の「わが家の防災マニュアル」パンフレットづくりを勧め、学びと家庭生活を結びつける。
サイトでは、休校期間が終了した後も授業や自主学習で活用できる内容を出題した。「プリントアウトして使って学びを深め、家庭でも話し合ったりしてほしい」といい、府教委は「学びに対して、世の中には答えのない問いが多い。自分なりの答えを常に考え、意見交流をすることで、新たな答えにしてほしい」と呼び掛けている。
〝挑戦状〟は府教委ホームページから自由に閲覧できる。アドレスは、https://www.kyoto-be.ne.jp

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