新型コロナウイルス感染症拡大防止のために遊びの利用を1日4組・予約制と限定している井手町子育て支援センター(玉川保育園併設)は、立ち寄って持ち帰れる製作キット「あそびのテイクアウト」を考案。活用を願っている。
キットは1~2歳児が楽しめることを考えており、コロナ休館が明けた6月から提供。手作りおもちゃと、のり付け製作遊びの2通りがある。提供対象はどちらも未就園児で、予約なしで持ち帰れる。
8月の手作りおもちゃは、ペットボトルシャワー。家庭にあるペットボトルに取り付けられるシャワー仕様のキャップと飾り用シールのセットで、1家庭につき1つテイクアウトできる。夏の水遊びはもちろん、花の水やりにも使える。
のり付け製作は、あらかじめかたどってある紙やシールを色画用紙に貼るもの。題材は毎月、季節に合わせている。6月はカタツムリ、7月はアイスクリームだった。8月は泳ぐ魚で、9月以降は、ぶどう・ハロウィン・紅葉・クリスマスリース。子供にとっては、のりで貼ることが楽しく、表現力を育てることにもつながる。続けると、子どもの成長記録にもなりそうだ。こちらは子供1人につき1つ持ち帰れる。
センターではこれまでやってきた製作遊びやお出かけなどの催しができない状況。保育士の藤林栄美子さんは「積み上げてきたことを生かし、家庭で楽しめるよう考えている」と話し、コロナ禍でもセンターが役に立つことを願っている。また、社会福祉士の大久保久美さんは「(センターがある)保育園の門が閉じているけれど、インターホンで気軽に声を掛けて」と呼び掛けている。
問い合わせは℡0774‐82‐2232、同センターへ。