新作絵本「満月珈琲店」寄贈/城陽市の小説家・望月麻衣さん

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城陽市に住む人気小説家、望月麻衣さんから市内15小中学校と市役所、市立図書館に計17冊もの新作絵本「満月珈琲店」の寄贈を受けた同市は1日、市役所に本人を迎えて感謝状贈呈式を開いた。
望月さんはヒット作「京都寺町三条のホームズ」など京都を舞台にした小説を数多く手がけているほか、近年は「きょうと城陽応援大使」として同市のPRにも貢献している。
絵本「満月珈琲店」は、望月さん自身がファンだったというイラストレーターの桜田千尋さんとのコラボ作品。店にやってきた少女の人生を4つの場面で切り取り、夢を描くことの葛藤や恋愛の切なさを綴っている。
8月19日の発売後、城陽市と京都市の小中学校247校に1冊ずつ絵本「満月珈琲店」を寄贈したといい、ちょうど「中秋の名月」にあたる1日に城陽市は、奥田敏晴市長から望月さんに感謝状を贈る粋な計らいを行った。
贈呈式には、市教委の北澤義之教育長も同席。望月さんは「学校や図書館に置いてもらえば、たくさんの子供たちに読んでもらえると思って寄贈しました。城陽市の15校に比べ、京都市は232校。その数の多さに驚きました」と、笑顔で奥田市長と歓談のひとときを楽しんだ。

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