もうすぐ夏休み、自転車に乗る機会も増えることから、子供たちの安全意識を高める。
城陽市立今池小学校(大岩洋一校長)=寺田大畔=で14日、城陽署や地域ボランティアである「交通安全推進委員」の協力により、4年生40人を対象にした「交通安全教室」が開かれた。
市内の10小学校では、概ね1学期中に、安全な歩行の仕方や自転車の乗り方を指導する交通安全教室が開かれ、事故の未然防止に努めている。
今池小4年生は、昨年度3年生の時に自転車の正しい乗り方を教わった経験を生かし、この日は学科テストと自転車の実技検定を受け、府警本部が発行する「自転車運転免許」の交付を目指した。
体育館内に設定された模擬交差点やスラローム、一本橋などのコースを、児童らは交通ルールに基づいて巧みに走行。随所で、城陽署交通課の署員や交通安全推進委員のチェックを受け、正しい自転車の乗り方をマスターした。
特に「幅30㌢・長さ10㍍」の一本橋は難関のようで、児童らは15秒以上かけて、ゆっくり走破する遅乗りに挑戦。駐車車両を模した跳び箱の手前では、入念な後方確認を怠らず、自転車に乗る時は前後左右の確認が必須であることを認識していた。