早場米 収穫スタート/久御山町東一口
黄金色の稲穂が〝頭を垂れる〟東一口地区の田んぼで始まった早場米の刈り取り作業

久御山町東一口地区で、秋の天候不順を回避する早場米の収穫が始まった。生産者らがコンバインを走らせ、田んぼに実った黄金色の稲穂を刈り取っている。
同地区では1953(昭和28)年9月に台風による被害を受けた経験から、巨椋池干拓田で、一般の稲よりも早く栽培する極早稲(ごくわせ)米を、農家が作付けしている。
23日午前10時ごろ、秋の訪れはまだまだ先と思わせるほどの猛暑の中、同地区の田んぼでは早場米の刈り取り作業が行われていた。
今年5月2日、約6反の田んぼに「コシイブキ」を植えたという内田裕夫さん(71)は、本来なら20日ごろまでに刈り取り作業を終わらせるが、今年は「最近の雨の影響で、作業の開始が遅れている」という。今年の収量は「例年よりも2~3割減」との見込みで、6月の高温が響いた模様だが、品質に問題はないという。
早場米の収穫を終えると、特産の淀大根の栽培が控えている。