来年の干支は『癸卯(きぼう)』。皆さんの希望が叶えられれば。
年末を迎え、城陽市寺田の水度神社(水田清比古宮司)に来年の干支「卯」を描いた大絵馬が奉納された。【写真】
新型コロナウイルス退散と幸多き新年を祈って、一昨年から掲げられている大絵馬は、水田宮司の妹である野田浩子さん(62)=精華町=が制作。趣味で培った技能を生かし、アクリル絵の具でかわいいウサギを3匹描写。コロナやロシアによるウクライナ侵攻で世界的に暗いニュースが多い中、明るい色彩で参拝者の気持ちを晴れやかにしている。
11月から制作に1カ月ほどかけて描き上げた大絵馬には、水田宮司作の『水度神社』の文字が加えられ、まさに兄妹での大作。
水田宮司は「コロナ第8波到来による感染拡大が続き、不安や心配で心が落ち着かない人も多い中、大絵馬を見ていただき、心穏やかに和んでいただければ」と思いを伝えた。
大絵馬は、高さ1㍍、幅1・5㍍で拝殿に置いても迫力ある大きさ。
17日(土)に氏子総代や自治会長が迎春準備の奉仕をした後、来年の節分まで境内中央にある拝殿に飾られる。
なお、同神社は元日午前0時から2時まで「歳旦祭」を社頭で執り行い、昆布茶、撤饌(福寿煎餅)を授与。大晦日の31日から1月2日までは本殿の夜間ライトアップも行われる。